album #01
1989年から2002年マデ
- Shake Your Money Maker [1990]
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- Twice As Hard
- Jealous Again
- Sister Luck
- Could I've Been So Blind
- Seeing Things
- Hard To Handle
- Thick N' Thin
- She Talks To Angels
- Struttin' Blues
- Stare It Cold
Chris Robinson(v)/Rich Robinson(g)/Jeff Cease(g)/Steve Gorman(d)/Johnny Colt(b)
※日本盤は1990年1月、本国(米国)では1998年に発売。 -
このアルバムへの評価として「1stにして傑作」だとか言われている事が多いみたい。
確かにそうだに。
当時まだハタチかそこいらのワカモノが演る音楽とは思えないほの円熟味というか、既にベテランの風格すらある的な事をおっしゃってオラレル方も。
当時はグランジが流行っていたので、こーゆールーツに根ざしたようなオーソドックスな路線のロケンローは珍しがられたんだと思う。「若い」彼らにしちゃぁ「古い」(良い意味で)。というワケで若者だけでなく、色々と聴いてきた、ある意味耳の肥えた世代にもすんなり受け入れられたんだろう。けれども、ちゃんと若い世代のココロも掴んでいるし、単なる懐古趣味ではないのだ。
古い路線だけど、決して古臭くはない。奇抜な事はしていないけれども、それなりに新しい。
もしかすっと、一発目ってことで、それまで自分たちが聴いて来た音楽からの影響をモロ出ししたかったのかなーとも思う。
「自分たちの骨格はこんなカンジです。今後の成長に期待してください。」的アルバム(笑)
ちなみにアルバムタイトルの「Shake Your Money Maker」は、エルモア・ジェイムス(Elmore James)の曲から付けたと思われ。
打ち出の小槌?
6「Hard To Handle」はオーティス・レディング(Otis Redding)のカバー。
- Southern Harmony And Musical Companion [1992]
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- Sting Me
- Remedy
- Thorn In My Pride
- Bad Luck Blue Eyes Goodbye
- Sometimes Salvation
- Hotel Illness
- Black Moon Creeping
- No Speak No Slave
- My Morning Song
- Time Will Tell
- Shake 'Em On Down(Live)
*Bonus Track*
Chris Robinson(v)/Rich Robinson(g)/Marc Ford(g)/Steve Gorman(d)/Johnny Colt(b)/Eddie Harsch(k)
- このアルバムと、次作のamoricaを一番多く聴いたかな?
ちなみにコレ、我が家に3枚あったりします。1枚は国内通常盤、もう1枚は発売一年後くらいにライブ4曲入りCDと2枚組ってカタチで再発されたもの。あとの1枚はだんなっちが米国時代に買ったもので、米国盤デジパック。
ホントはアナログ盤が欲しかったのだけど、結局手に入らなんだ。
買ってから約1年半ほど、毎日欠かさずに聴いた。通学ん時の行き帰りでの2回を含め、1日5回くらいは聴いていたかも(暇人の証)。
確か1stが凄い売れて、その期待感からコレも売れたようだけれども、前作のまんまのイメージで期待していた人の中にはかなーり期待はずれだった人も多かったご様子。で、発売から数ヶ月後、中古屋にいっぱい並んでおりました。
なんでコレの良さが分からんのだらう(←好みの問題です…と自分で返答)。
とりあえず、コレ↓と合わせて聴きたくなるかもね(笑) - Humble Pie / Smorkin'(1972)
[01] Hot 'n' Nasty [02]Fixer [03]You're So Good for Me [04]C'mon Everybody [05]Old Time Feeling [06]30 Days in the Hole [07]Road Runner: Road Runner's 'G' Jam [08]I Wonder [09]Sweet Peace and Time
- amorica [1994]
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- Gone
- A Conspiracy
- High Head Blues
- Cursed Diamond
- Nonfiction
- She Gave Good Sunflower
- P.25-London
- Ballad In Urgency
- Wiser Time
- Downtown Money Waster
- Descending
- Chevrolet(Japan)
- Tide Up And Swallowed(Euro)
*Bonus Track*
Chris Robinson(v)/Rich Robinson(g)/Marc Ford(g)/Steve Gorman(d)/Johnny Colt(b)/Eddie Harsch(k)
- 国内盤CDと、ヨーロッパ盤(確かオランダ)アナログを買いました。
前作がオサレなアルバムカバーだったもんで若干期待しておったんですが…。
なんともアレなデザインでございました(笑)
「解禁!」とか書かれてるし。
まぁ、それはいいです。
先の2作は影響を受けた方々への敬意や憧れモロ出しで、作品作りにも「目標」として反映されていたのでは?という気も。ってなワケで、どうも「ナニっぽい」という形容をされがちでございましたですが、3rdはそこから更に1歩踏み出し、それまでの目標を捨てる覚悟で作ったような印象。
2ndまでが基礎、3rdからは基礎からの脱却→オリジナリティの確立……というカンジでしょうか。
アルバムタイトルが造語っつーのもソレらを象徴しているんじゃ?っとゆーのは単なるこじつけ(笑)
そして、こんな傑作を生み出してしまいました。
まだ3枚目なのに、こんなに凄いもん作っちゃって、次はどうなっちゃうんだろう…という「幸せ過ぎて怖い」的な、妙な感覚もあったかな。
- Three Snakes And One Charm [1996]
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- Under A Mountain
- Good Friday
- Nebakanezer
- One Mirror Too Many
- Blackberry
- Girl From Pawnshop
- (Only)Halfway To Everywhere
- Bring On, Bring On
- How Much For Your Wings?
- Let Me Share Your Ride
- Better When You're Not Alone
- Evil Eye
- Just Say You're Sorry
Chris Robinson(v)/Rich Robinson(g)/Marc Ford(g)/Steve Gorman(d)/Johnny Colt(b)/Eddie Harsch(k)
- 個人的には、最初は「?」なアルバムでした。色々なアイデア、要素を「これでもか!」ってくらいに1枚のアルバムにぎゅーぎゅー詰めにしたもんだから、作品のイメージが返って散漫になってしまいました的。
そして、彼らの引き出しがあまりにも多い事から「もうコレってロックじゃないんじゃ…」とも思ってしまったのでした。
けれども、曲ごとにバラすと名曲揃いなのだ。
んまぁ、第一印象はそんなカンジだったけれども、色々な要素が詰まっているってことで、聴けば聴く程後からどんどこ味が出て来ます。
スルメ作品。
2ndまでが基礎、3rdからは基礎からの脱却&オリジナリティの確立、4thで更に発展させた……というカンジでしょうか。
- By Your Side [1999]
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- Go Faster
- Kickin' My Heart Around
- By Your Side
- Horse Head
- Only A Fool
- Heavy
- Welcome To Goodtime
- Go Tell The Congregation
- Diamond Ring
- Then She Said My Name
- Virtue And Vice
Chris Robinson(v)/Rich Robinson(g)/Steve Gorman(d)/Sven Pipien(b)/Eddie Harsch(k)
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前作とは打って変わって、もの凄ーくシンプルに纏めてきました。
色々とアイデアがあるからって、なにも一度に披露しなくったっていいじゃないか的に余計な物を省き、一歩引いたトコロで自分らを客観的に見つめ直された大人の作品とでも言うんでしょうか。
一歩間違うと「シンプル&ストレートなロケンローも確かに好きだが、アレンジくらいしようよ」なカンジかも。
たとえば2「Kickin' My Heart Around」とか(笑)
でもまぁ、全体的には、一見何もしていないようだけれども作り込んだ後に余分なものを省き、必要な要素だけを残したという手間がかかっている………ような気がする。
歌詞の面でも変化があって面白い。2ndのラブソングではプライドにトゲが刺さっちゃってたんだけど、このアルバムでは「Only A Fool」だとか「Diamond Ring」みたいに、より直接的な表現になっおる。
Diamond Ringより:You're the reason I want to sing
ニホンゴだったら「聴いてるこっちが恥ずかしいわい!」になりそう。
You make me feel like a king
I love the sunshine that you bring
I think I'll buy you a diamond ring
更にDiamond Ringより:Baby baby say I do
プロポーズの歌だもんね。ケイト・ハドソンかしら(もう別れたけど)。
And I'll spend my life with you
裏山だぜ。
1st&2ndが基礎、3rdで基礎からの脱却&オリジナリティの確立、4thで更に発展させてきたけれども、 5thではそれすらも捨ててしまったカンジ。
一つの所に留まらず、常に前進しているのね。
っとまぁ、そんなカンジで、なんだーかんだー言ってよく聴いたアルバムです。
- Tribute To A Work In Progress…Greatest Hits 1990-1999 [2000]
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- Jealous Again
- Twice As Hard
- Hard To Handle
- She Talks To Angels
- Remedy
- Sting Me
- Thorn In My Pride
- Bad Luck Blue Eyes Goodbye
- A Conspiracy
- Wiser Time
- Good Friday
- Blackberry
- Kickin' My Heart Around
- Go Faster
- Only A Fool
- By Your Side
- Greatest Hits…って言う程、がっつりヒットしたシングルってあったのかな?とも思ってみたり。
内容的にも、全アルバムを持っている人にはあまり用がな気がします(なので私は買ってません)。
- LIONS [2001]
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- Midnight From The Inside Out
- Lickin'
- Come On
- No Use Lying
- Losing My Mind
- Ozone Mama
- Greasy Grass River
- Soul Singing
- Miracle To Me
- Young Man, Old Man
- Cosmic Friend
- Cypress Three
- Lay It All On Me
- Love Is Now
*Bonus Track*
Chris Robinson(v)/Rich Robinson(g)/Audley Freed(g)/Steve Gorman(d)/Eddie Harsch(k)
※レコーディング時のBassはSven Pipien。けれど、殆どRichがBass弾いてたみたいな事を後に何かで読んだ気がするわ。ピピエンさんは、アルバムが出る頃(出る前かな?)に脱退。ツアーはサポートさんでまわった。 - それまでの集大成的アルバム。これを発表して、ツアーが終わった頃に活動休止。デビューから10年以上にもなってたし、ここで“初期”ブラック・クロウズとしての区切りをつけたくなったのかな?と思ってみたりしました。
- LIVE [2002]
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Disc One
- Midnight From The Inside Out
- Sting Me
- Thick N' Thin
- Greasy Grass River
- Sometimes Salvation
- Cursed Diamond
- Miracle To Me
- Wiser Time
- Girl From A Pawnshop
- Cosmic Friend
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Disc Two
- Black Moon Creeping
- High Head Blues
- Title Song
- She Talks To Angels
- Twice As Hard
- Lickin'
- Soul Singing
- Hard To Handle
- Remedy
- My Morning Song
- これの発売日って911だったのだね。それはどーでもいいんだけど、待望の“正式な”ライブアルバムだっつーのに、全然聴いてないんだよね、コレ。選曲はリッチだって言ってたかな?
「Nonfiction」のライブ(のアレンジ)がめさめさ好きなので、入ってなくて残念。
聴いてない理由としては、 LIONSの特典のライブ音源を聴き過ぎていたっつーのもあるな。丁度時期的に同じ頃のライブ音源を採用してるっぽいし、メンバーがまた個人的にはアレなので(LIONSのツアーはBassがサポートさんなの)。
個人的な最強メンバーはロビンソン兄弟+エディ+スティーヴ+マーク・フォード+スヴェン・ピピエン。